3月5日 沼ではなくて海

TURNフェス2
各ブースでTURNする試みに触れる。
TURN in BIENALSURを監修する日比野克彦さんとアルゼンチン行きについて話す時間も少しあった。

前例として去年のTURN in BRAZIL がある。前回はアーティストの五十嵐靖晃さんが“江戸組紐”を、ワークショップファシリテーターの瀧口幸恵さんが東北切り紙「きりこ」といった伝統工芸を携えて現地の福祉施設でそれぞれが活動した。

では、わたしは何を携えていくのだろう。日比野さんは私の学生のころからの活動を知っていてアーティストの大先輩でもある。私の作品などを振り返りながら僅かな時間であったけどその話の中で「見立てる」という言葉がでてきた。

そこから連想して“茶道”の話がでる。

茶器、お華、かけ軸、庭… 

伝統工芸とも強い縁がありそうだがまず注目したのは技術的な部分というより“所作によって何気ないものを特別なものに見立てる”ような精神性?だった。


茶道には昔から興味があったが沼のように深そうにみえてなかなか足を踏み入れられないでいた。TURN的にいえば沼ではなくて海だそうだ。