8月11日 国内研修 折形 3日目 

水引
金は陰、銀は陽。赤は陰、白は陽。昔の水引はもっと粉っぽいもので色が付けられていたので誰かが勝手に解こうとするとわかってしまう。現代のものも紙で出来ているのは変わりなく折れ目などは一度つくと元には戻りにくい。水引は鍵のようなものだ。
吉事では水引の手先を切らないほうが好ましい。日の出結びや鮑結びなどなるべく切らないで使う結び方もある。


折形のその後
お供えされたものは神様が召し上がった後は直会によって人々に分配される。折形は形に意味があるものなので形を変形(別の線をつけて折る)させることで意味を消去する。水に流すか火にくべるなどして再利用しない。ハレの場で使用される祝い箸が一度だけの使い切りなのと同じで一度きりのもの。

紙の重ね
重ねることで“良い事が重なりますように”という意味になる。半分に折っても同じ意味。悲しみの時は1枚。“悪いことが重なりませんように”


習った折形
・万葉包みを奉書紙で
・たとう包みを奉書紙で
・門松包みに片縄結び
・花包みに両輪結び
・鶴のごま塩包み
・粉の内包み
・うさぎのきな粉包み

折形はTPOに合わせてどんな形にするのか、どの紙にするのか、何本の水引にするのかを見極める力が必要とされる。

長田さん