8月12日 国内研修 折形 4日目

この日のメインは熨斗作り。精密さが求められるものなので時間をかけて作った。赤白二枚重ねて作るほか、折り紙1枚から作ってみたりと略式でできる方法を長田さんからも提案して頂く。形は真の熨斗(蝶花型)、草の熨斗。

粉包みについてお話をきく
私は山椒が好きだ。
山椒は地元の近くの山に生える身近な植物だ。にも関わらず数年前まで近くに自生していることを知らなかった。知った途端、狂ったように葉を積んだり、見つけてはとりあえず葉を揉んで目をつぶり香りをかぐ。アゲハチョウとは気が合うと思う。山椒が好きだと書いたが、実は鰻が大好きだ。鰻を連想するので山椒が好きともいえる。鰻は置いといて、山椒だけでももちろん好きだ。葉から作る山椒味噌をご飯につけて食べるのもたまらない。既に新芽がでる春が待ち遠しい。
私が好きなそんな山椒だが日本の文化にはその山椒の粉を紙で包むための形が存在した。胡椒や唐辛子などもそうだがスパイスは舶来品が多く貴重なものであった。その為贈答品として送られることも多くその包みの折形が残っている。山椒は果たしてどうだったのだろう、舶来品ではないが昔の人も私と同じように山椒が愛おしく包みたくなるようなものだったのだろうか。

その他、この日は鶴のお年玉包みにも挑戦する。