カミノスの人たちはおしゃべり好きが多い。そして言葉のわからない私にいろいろと教えてくれる人が多い。私がいまいちわかってない顔や仕草をしても嫌な顔をせずめげずに話しかけてくる。ずっといろんなことを話しているのだと思ったがよくよく聞いていると同じことを繰り返し話してくれている気がする。まるで泳いでも泳いでも進まない海でチャプンチャプンと波のように話しかけてくれている。
あまりにもめげずに話しかけてくれるので英語のできる先生に訳してもらった。
「あなたは明日何時から何時までいるの?」
明日は1日いるとと伝えると
「私も来るから約束ね」
というようなことだった。
わかった!と伝えるとニコッと笑った。その彼女はそのまま次のクラスにも案内してくれた。合唱の時間。まるで子供に歌を教える親のように私に歌いかけてくれた。私が声に出すたびいビエンビエンと褒めてくれた。
月曜日は午後からのスタートだ。自由時間(?)を使って数名が私の部屋に来てくれた。
いつものごとく準備が全然できていなかったのだが考え中の小さなプロジェクトの一つをやってみることにした。「家族や友人、恋人に贈りたい花」をまず絵で描いてもらう。
それをつかって花包みの折形をやってみようと思った。
試しに水引きも。こちらはなかなか難しいみたい。そもそも結んでいるものが小さいので教えるのときも手元がみせられず伝えにくい。