9月1日(13日目) 言葉の代わりに葉っぱを包む

バスの中で静かに考える
度々書いているが毎日を思いつきと勢いで過ごしている。そして1日を振り返ってレポートを書いて眠くなって寝て、起きてほぼノープランで朝を迎えてCaminosへ行く。だが今日は二週間目の金曜日。行きのバスの中で頭をフル回転させて今日やるべきことを考えた。今日までの出来事を思い浮かべながら静かな気持ちになって考えた。もうすっかりバス通いにも慣れたので道をキョロキョロしなくても大丈夫だ。




“ 葉っぱ ” と “ 言葉 ” と “ 万葉包み ”
私は言葉をたくさんもらっている。そういった時間を形にするように言葉と葉っぱをリンクさせて包みができなだろうか。いろんな日を過ごす中で常に思うことを思い出しながらバスの中で考えたのがこの案だ。既に提示している6つプロジェクトにはないものだったので6つの中で一番近いものをアレンジして“ 葉っぱと言葉 ”のプロジェクトにすることにした。そこで使う包みは “ 万葉包み ”。 “言葉”とか“万葉”に “葉” の意味があることを説明しても日本人じゃないとあまりわからないかもしれないけどやってみた。


葉っぱその1 - ツタの葉 -
中庭にあるツタの葉これから芽吹く時期なので。広い壁面の中で葉っぱはまだ数えるほど。そこからほんの3つずつくらい枝や実など採取してもらった。枝にはいくつも芽がついている。





たくさん取ってきた人もいたのでその中から3つ選んで大きな和紙の上に並べた。
さらにその中から一つ選んでもらう。

裏と表が手触りでわかること、一通りの手順で左側が先、上が先の順でやってみるけど真っ白い紙はどこが上か右か、さらに折っているうちに右も左も天も地もわからなくなっていく。私がなるべく一人ひとりをまわってなるべく向きが合うようにしたけど天地左右ぐるぐると世界がまわって包まれていった。



中身が少しみえたほうがよいと思って薄めの仮名用半紙を使った。

 
葉っぱその2 - 畑の雑草 -
ガーデニングのクラスに混ざってこちらでも葉っぱ探し。いつもみんなが世話している葉っぱきっとみんなもよくみている。そこに混ざって勝手に生えている野草に注目してもらった。








↑あ、作物も混ざってるよ。








包み終わってから、万葉包みに挑戦してくれたみんなから一人ずつ大切な言葉をもらう。2グループからもらった言葉のメモ。中にはスペイン語でなさそうな言葉もある。

LiLi は ありがとう
SLi は 10
LoLo は さようなら

TORAMISAWA 親切

あとは書こうとしたけど書かないひともいた。彼が包んだ包み。



どんな言葉がはいっているのかな。

そんなわけで今日は少し落ち着いて包む時間をすごしてみた。最後のクラスで展示で使う地面からの拾い物を手伝ってもらった。公園にて。







最後に、畑の野草をひとつ紹介してもらった。名前忘れちゃった。イラクサの仲間っぽい。ハコベらしきものもたくさん。こちらではカピギと呼ばれてるらしい。